暗号資産(仮想通貨)、今からはじめるのはもう遅いよね・・・っと思っている人に「暗号資産の積立」を紹介します。
暗号資産の積立投資は初心者でも簡単に始められる点が大きなメリットです。
現在、ビットコインやイーサリアムなどの主要な暗号資産の価格は非常に高く、価格変動も大きいため、一度に多額の投資を行うとリスクが高くなります。
その点「積立投資」なら、価格変動の影響を受けにくいドルコスト平均法のメリットを活かしながら、コツコツと資産を増やすことができます。
この記事では、暗号資産の積立投資について、初心者でもわかるように順を追って解説し、最後におすすめの取引所についても紹介します。
投機よりも積立投資がよい理由
投機と積立投資は、どちらも資産を増やす方法として存在しますが、それぞれ異なる特徴と目的を持っています。
以下、積立投資が投機よりも優れている理由を詳しく説明します。
1. 長期的な資産形成に適している
積立投資は、長期的な視点で資産形成を目指すのに適しています。毎月一定額を投資することで、ドルコスト平均法の効果を得ることができます。
一方、投機は短期的な利益を狙うため、価格変動の影響を受けやすく、大きな損失を被るリスクもあります。
長期的な資産形成を目指す場合は、投機よりも積立投資の方が安全です。
2. 感情に左右されにくい
積立投資は、指定の間隔で一定額を自動的に投資する仕組みなので、感情に左右されずに続けられます。安く買って、高く売るといった感情は必要なく、ただ淡々と定期的に積み立てるだけです。
一方、投機は短期的な値動きを予想して売買するため、どうしても感情に左右されやすくなります。冷静な判断が必要となるため、僕を含めて、初心者には難しいです。
3. 少額から始められる
積立投資は、毎月少額から始めることができます。1,000円や3,000円など、無理のない範囲で始められるので、家計への負担も軽くなります。
投機も少額で始めることはできますが、利益も少ないため、どうしてもある程度の資金をつぎ込んでしまいます。ですが、結局感情に左右されて負けてしまう可能性があります。
4. ほったらかし投資が可能
積立投資は、一度設定すればあとはほったらかしにしても、自動的に投資を続けることができます。忙しい人でも、手間をかけずに資産形成が可能です。
一方、投機は常にチャートや市場動向をチェックし、売買判断を行う必要があります。時間と労力がかかるため、忙しい人にとっては負担が大きいです。
暗号資産(仮想通貨)の積立を行うにあたって知っておくこと
暗号資産(仮想通貨)の積立を行うにあたって、事前に知っておくことを紹介します。
暗号資産(仮想通貨)積立のメリット・デメリット
積立は、定期的に一定額の暗号資産(仮想通貨)を購入して、長期的な資産形成を行う方法です。
例えば、毎月1万円分のビットコインを購入し、価格が高い時も低い時も一定額を購入することで、平均購入価格を平準化します。
積立のリスク
長期積立はドルコス平均法によるメリットがありますが、「ハッキングにあって通貨が全て盗まれた」、「運営が突然廃業した」、「音信不通」など、通常では考えられないことが長期保有のリスクになります。
また、暗号資産(仮想通貨)の価格変動は、株価とは比べ物にならないくらい激しいため、要注意です。
手数料について
積立時に発生する手数料は、主に下記の3つです。
- ①積立機能の利用手数料
- ②暗号資産を積立する時の購入手数料
- ③積立に使うお金を入金する時の入金手数料
- ④積立を終了して日本円にかえて引き出す時の出金手数料
①積立機能の利用手数料は、基本的に無料です。
②暗号資産を積立する時の購入手数料は取引所によって異なります。
また、基本的に「販売所価格」での購入となるため、スプレッドが発生しますが、積立なので、即座に売却することはないため、あまり気にしなくていいと思います。
スプレッドとは
スプレッドとは、暗号資産(仮想通貨)の買値と売値の差のことを指します。
例えば、ビットコインを100万円(買値)で購入して、それを即座に売ろうとすると必ず低い値段99万円(売値)になっています。ビットコインの値段があがるまで待って、101万円(売値)で売れば、損はしません。
この1万円の差をスプレッドといい、取引所の手数料になります。
- 買値(Bid価格):仮想通貨を購入するために支払う価格
- 売値(Ask価格):仮想通貨を売るために求める価格
- スプレッド:買値と売値の差。
③入金手数料と④出金手数料は、取引所によって異なり、詳細は取引所別に紹介します。
積立金額は取引所価格
暗号資産(仮想通貨)取引所で、ビットコインなどを購入する時は、販売所機能と取引所機能の2種類の購入方法があります。
積立を行う時は、基本的に「販売所機能」を利用することになり、「取引所機能」よりもスプレッドが高くなっています。
なお、自分で取引所を経由して定期的に購入すれば、「積立」と同じことができます。ただし、毎日やるのは面倒だとおもいます。
販売所と取引所の違い
暗号資産取引所の「販売所機能」と「取引所機能」とは、暗号資産を売買する時の機能で、誰と売買するかによって名称が変わります。
機能 | 売買相手 | 特徴 |
---|---|---|
販売所 | 暗号資産取引所と売買する | 取引所よりも売買価格が高い(スプレッド大) |
取引所 | 一般ユーザーと売買する | 販売所よりも安く売買できる(スプレッド小) |
「暗号資産取引所」と「取引所機能」が、ごっちゃになってしまうことがありますが、「取引所機能」は暗号資産取引所の機能の一つです。
暗号資産(仮想通貨)の積立ができる取引所
暗号資産の積立ができる主な取引所は以下のとおりです。
※2024年7月時点
取引所名 | 主な積立方法 | 積立に必要な最小積立額 |
---|---|---|
1)ビットフライヤー(bitFlyer) | 毎日1回:〇 毎月1回:〇 | 1円/日または月~ |
2)コインチェック(Coincheck) | 毎日1回:〇 毎月1回:〇 | 1万円/月~ |
3)GMOコイン | 毎日1回:〇 毎月1回:〇 | 500円/日または月~ |
4)バイナンス ジャパン(Binance) | 毎日1回:〇 毎月1回:〇 | 200円/日または月~ |
5)ビットトレード(BitTrade) | 毎日1回:〇 毎月1回:〇 | 1,000円/日または月~ |
6)ビットポイント(Bitpoint) | 毎日1回:× 毎月1回:〇 | 5,000円/月~ |
1)ビットフライヤー(bitFlyer)
ビットフライヤーの暗号資産(仮想通貨)積立金額やプランは次のとおり。
項目 | 詳細 |
---|---|
積立プラン | ・毎日1回 ・毎週1回(曜日を選択可) ・毎月2回(1日と15日) ・毎月1回(日付を選択可) ※時間は指定不可 ※複数の通貨を個別に設定可 |
購入する時の基準価格 | 販売所価格 |
積立ができる金額 | ・1円~1,000,000円 |
取り扱い通貨 | ・BTC ・ETH ・ETC ・LSK ・XRP ・XEM ・LTC ・BCH ・BTC ・ETH ・XRP ・DOGE ・AVAX ・GRT ・RNDR ・DAI ・CHZ ・APE ・IMX ・AXS ・MANA ・SAND ・SHIB ・PLT ・FLR ・ZPG ・POL ・MKR ・XYM ・LINK ・DOT ・XTZ ・XLM ・XEM ・BAT ・ETC ・LTC ・BCH ・MONA |
積立金額の引き落とし方法 | ビットフライヤーに入金している日本円残高から |
入金手数料 | 住信SBIネット銀行からクイック入金:無料 住信SBIネット銀行以外からクイック入金:330 円(税込)/件 |
出金手数料 | ■三井住友銀行への出金 ・3万円未満のご出金:220 円(税込) ・3万円以上のご出金:440 円(税込) ■三井住友銀行以外への出金 ・3万円未満のご出金:550 円(税込) ・3万円以上のご出金:770 円(税込) |
積立プランは「毎日1回」、「毎週1回」、「毎月2回」、「毎月1回」の4種類あります。「毎週1回」と「毎月1回」は、任意の曜日や日付を選択できます。
また、ビットフライヤーは1円から設定できるため、手元の資金が少ない人でも簡単に始められるメリットがあります。
注意しないといけないのが、「積立金額の引き落とし」がビットフライヤーに入金している日本円から行われることです。
もし、積立金額が足りない場合は、積立が行われませんが、積立が解除されることはありません。
2)コインチェック(Coincheck)
コインチェックの暗号資産(仮想通貨)積立金額やプランは次のとおり。
項目 | 詳細 |
---|---|
積立プラン | ・毎日つみたてプラン ・月イチつみたてプラン ※複数の通貨を同時に設定可 |
購入する時の基準価格 | 販売所価格 |
積立ができる金額 | ・1ヶ月あたり1万円〜100万円 ・1通貨1,000円以上 |
取り扱い通貨 | ・BTC ・ETH ・ETC ・LSK ・XRP ・XEM ・LTC ・BCH ・MONA ・XLM ・QTUM ・BAT ・IOST ・ENJ ・SAND ・DOT ・CHZ ・LINK ・MKR ・POL ・APE ・AXS ・IMX ・WBTC ・SHIB ・AVAX |
積立金額の引き落とし方法 | 指定の銀行口座から引き落とし |
入金手数料 | 銀行口座から引き落としのため手数料なし |
出金手数料 | 407 円 |
積立プランの「毎日つみたてプラン」と「月イチつみたてプラン」の違いは次のとおりです。
「毎日つみたてプラン」 | 設定した金額を日割りして、毎日暗号資産を購入する |
---|---|
「月イチつみたてプラン」 | 設定した金額で月に一度だけ、暗号資産を購入する |
1ヶ月あたり1万円以上積立が必要なので、「毎日つみたてプラン」で、ビットコインに1万円積立設定をした場合、毎日303円/日(2024年8月の場合)の積立になります。
「月イチつみたてプラン」の場合は、通貨を選んで1万円を設定すれば積立が完了です。購入する日は取引所で決まっています。
また、コインチェックでは、複数の暗号資産選択が可能です。
例えば、「毎日つみたてプラン」を使って月1万で暗号資産を積立する場合
・1通貨で1万
・2通貨なら1通貨あたり5,000円(2x5,000=1万)
・10通貨なら1通貨あたり1,000円(10x1,000=1万)
3)GMOコイン
GMOコインの暗号資産(仮想通貨)積立金額やプランは次のとおり。
項目 | 詳細 |
---|---|
積立プラン | ・毎日(13:00) ・毎月(毎月10日) ※複数の通貨を個別に設定可 |
購入する時の基準価格 | 販売所価格 |
積立ができる金額 | ・500 円~50,000 円 |
取り扱い通貨 | ・BTC ・ETH ・BCH ・LTC ・XRP ・XLM ・BAT ・XTZ ・QTUM ・ENJ ・DOT ・ATOM ・MKR ・DAI ・ADA ・LINK ・DOGE ・SOL ・FIL ・SAND ・CHZ |
積立金額の引き落とし方法 | GMOコインに入金している日本円残高から |
入金手数料 | 即時入金:無料 振込入金:振込手数料は自己負担 |
出金手数料 | 無料 |
積立プランは「毎日」、「毎月」の2種類です。任意の時間や日付は選択できません。
GMOコインは、毎日でも毎月でも500円から積立設定できます。毎月500でも積立できるため、ビットコインとイーサリアムの二つにそれぞれ500円ずつで1,000円/月といったつみたても可能です。
「積立金額の引き落とし」はGMOコインに入金している日本円から行われます。
もし、積立金額が足りない場合は、積立が行われません。また、3回連続で積立が行われなかった銘柄は、積立設定が削除されます。
4)バイナンス ジャパン(Binance)
バイナンス ジャパンの暗号資産(仮想通貨)積立金額やプランは次のとおり。
項目 | 詳細 |
---|---|
積立プラン | ・毎日(時間設定可) ・週次(曜日設定可) ・隔週(曜日設定可) ・毎月(日付と時間設定可) ・1時間(時間設定可) ・4時間(時間設定可) ・8時間(時間設定可) ・12時間(時間設定可) ※複数の通貨を同時に設定可 |
購入する時の基準価格 | 独自の価格(販売所価格とは異なる) |
積立ができる金額 | ・200 円~2,000,000 円 |
取り扱い通貨 | ・BTC ・ETH ・BNB ・SOL ・XRP ・POL ・TRX ・DOGE ・OP ・ADA 他多数 |
積立金額の引き落とし方法 | バイナンスジャパンに入金している日本円残高から |
入金手数料 | 住信SBIネット銀行:0 円 |
出金手数料 | 住信SBIネット銀行:150 円 |
積立プランは「毎日」、「毎月」、「時間」で細かく設定が可能です。また、積立可能な通貨が他の暗号資産取引所に比べてたくさんあります。
バイナンス ジャパンでは、1つの通貨だけの積立であれば、毎日でも毎月でも200円から積立設定できます。
例えば、ビットコインに毎日200円積み立てても、200円×31日=6,200円です。1日缶ジュース2個くらいと思えばそれほど高くないですよね。
ただし、一つのプランで2つの通貨を積立しようとすると毎日2,000円からとなってしまいます。例えば、ビットコインとイーサリアムを同時に積立する場合は、最低でも2,000円必要です。一つのプランではなく、プランを分ければそれぞれ200円からの積立が可能です。
「積立金額の引き落とし」は、バイナンスに入金している日本円(現物ウォレット)から引き落とされます。
もし、積立金額が足りない場合は、積立が行われません。次のタイミングでも購入に十分な残高がない場合はプランが停止されます。
なお、バイナンスへの入金は、銀行振込のみとなっています。振込先は住信SBIネット銀行です。
同じ住信SBIネット銀行から入金(振込)すれば振込手数料は無料となりますが、他の銀行口座からだと振込手数料は自己負担となります。
5)ビットトレード(BitTrade)
ビットトレードの暗号資産(仮想通貨)積立金額やプランは次のとおり。
項目 | 詳細 |
---|---|
積立プラン | ・毎日 ・毎週 ・隔週 ・毎月 ※複数の通貨を個別に設定可 |
購入する時の基準価格 | 販売所価格 |
積立ができる金額 | ・1,000 円~200,000 円 |
取り扱い通貨 | ・BTC ・ETH ・XRP ・DOGE ・SHIB ・ADA ・LTC ・BCH ・DOT ・ATOM ・SOL ・TON ・APT |
積立金額の引き落とし方法 | ビットトレードに入金している日本円残高から |
入金手数料 | クイック入金:無料 振込入金・ペイジー・コンビニ:振込手数料は自己負担 |
出金手数料 | 330円(税込) |
積立プランは「毎日」、「毎週」、「隔週」、「毎月」の4種類です。積立プランの設定後 30 分以内に購入が実行され、2回目以降は、同時刻に設定した内容で購入が実行されます。
ビットトレードは、1,000円から積立設定可能です。
「積立金額の引き落とし」はビットトレードに入金している日本円から行われ、もし、積立金額が足りない場合は、積立が行われません。
なお、日本円残高不足により、進行中プランの暗号資産の購入失敗が一定期間続いた場合は、購入が解除されることがあります。
6)ビットポイント(Bitpoint)
ビットポイントの暗号資産(仮想通貨)積立金額やプランは次のとおり。
※2024年7月時点
項目 | 詳細 |
---|---|
積立プラン | ・パックつみたて ・個別つみたて(複数の通貨を個別に設定可) |
購入する時の基準価格 | 販売所価格 |
積立ができる金額 | ・パックつみたて:5,000円/月~100,000,000円/月 ・個別つみたて:5,000円/月~(1通貨500円/月以上) |
取り扱い通貨 | ■パックつみたて ・はじめての暗号資産パック(BTC・ETH・XRP) ・超!人気暗号資産パック(DEP、JMY、SHIB) ・ハイテク暗号資産パック(ADA、IOST、KLAY) ■個別つみたて ・DOGE ・ETH ・BTC ・SOL ・XRP ・JMY ・SHIB ・TON ・ADA ・TRX ・OSHI ・DEP ・DOT ・ATOM ・FLR ・POL ・IOST ・LTC ・BCH ・KLAY ・GXE ・LNK ・BAT ・TSUGT |
積立金額の引き落とし方法 | 指定の銀行口座から引き落とし |
入金手数料 | 銀行口座から引き落としのため手数料なし |
出金手数料 | 月1回無料(月2回目以降は330円/回) |
ビットポイントの「パックつみたて」と「個別つみたて」の違いは次のとおりです。
「パックつみたて」 | 複数の暗号資産がセットになった積立プラン(毎月10日) |
---|---|
「個別つみたて」 | 暗号資産を個別に積み立てるプラン(毎月10日) |
「パックつみたて」はとてもシンプルで、好きなパックを選んで5,000円以上積み立てるだけです。
「個別つみたて」は、1ヶ月あたり5,000円以上の積立が必要で、1通貨あたり最低500円/月以上の積立が必要になっています。
「個別つみたて」で、5,000円を指定すれば、日割りで積み立ててくれるので、8
例えば、「個別つみたて」を利用して月5,000円で暗号資産を積立する場合
・1通貨なら5,000円
・2通貨なら1通貨あたり2,500円(2x2,500=5,000)
・10通貨なら1通貨あたり500円(10x500=5,000)
銀行口座から直接引き落としとなるため、ビットポイント内の資産を気にする必要がありません。
ビットコインに5,000円積立するのもよし、ビットコインやイーサリアムなどの複数の通貨に分散投資するもよしです。
また、ビットポイントでは、複数の暗号資産を選択して積立ができます。
暗号資産(仮想通貨)の積立でおすすめの取引所
ここでは、紹介した6つの取引所を1~6位でランキングします。
評価基準
ランキングの評価基準は次のとおりです。
- 毎日積立ができること(価格変動が大きいのでできるだけ細かく積み立てる)
- 最低購入金額の低さ(少額で長期積立をする)
- セキュリティの高さ(ハッキングされない)
- 入金・出金手数料の安さ
暗号資産(仮想通貨)の積立でおすすめ取引所
評価基準をふまえた暗号資産(仮想通貨)の積立でおすすめ取引所は次のとおりです。
順位 | 取引所 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
1位 | ビットフライヤー | ・毎日1回積立可 ・1円から積立可 ・ハッキング被害ゼロ ・直感的に操作できる ・入金無料 | ・積立時の価格は販売所価格 |
2位 | バイナンス ジャパン | ・毎日1回積立可 ・200円から積立可 ・取引所大手の日本法人 ・入金無料 | ・ハッキング被害あり ・操作が分かりにくい |
3位 | コインチェック | ・毎日1回積立可 ・10,000円を日割り積立可 ・直感的に操作できる ・銀行から引き落とし(無料) | ・1万円/月以上積立が必要 ・ハッキング被害あり |
4位 | GMOコイン | ・毎日1回積立可 ・500円から積立可 ・直感的に操作できる ・ハッキング被害ゼロ ・直感的に操作できる | ・特になし |
5位 | ビットポイント | ・5,000円/月から積立可 ・直感的に操作できる ・銀行から引き落とし(無料) | ・毎日は不可(毎月可) ・ハッキング被害あり |
6位 | ビットトレード | ・毎日1回積立可 ・ハッキング被害ゼロ ・直感的に操作できる | ・1,000円以上の積立が必要(毎日積み立てると3万/月) |
1位:ビットフライヤー
1位の理由は、毎日積立が利用でき、1円から積立が可能で、ハッキング被害ゼロ、操作も簡単だからです。
ただし、積立時の価格は販売所価格となるため、割高感があります。
2位:バイナンス ジャパン
理由は、200円から積立でき、ハッキング被害はあったものの業界大手なの比較的安心して利用できます。
最初は操作になれるまで時間がかかります。日本円の入金は、即時入金がないのですが、ネットバンキングで振り込みでき、初回だけ時間かかりますが、2回目以降はすぐに反映されます。
積立時の価格は、販売所価格でも取引所価格でもない、独自の積立価格を採用しています。
3位:コインチェック
コインチェックは、最低1万円/月の制約がありますが、毎日つみたてプランを選択すれば、1万円を自動で日割りして購入してもらえます。また、積立金額は銀行から引き落としなので、取引所にいちいち入金しなくていいのが便利です。
手数料が分かりづらいです。
例えば8月に1万円を日割りすると約322円/日になりますが、実際は303円/月の積立となるため、19円/日(589円/月)の手数料がとられていることになります。
4位:GMOコイン
500円から積立可能で、出金手数料も無料です。500円で積み立てると、最低でも1.5万円/月の入金が毎月必要です。
操作は簡単でハッキング被害もありません。販売所価格での積立となるのでやや割高になるのがデメリットです。
5位:ビットポイント
毎日積立はできませんが、毎月5,000円(約160円/日)から積立ができるため、気軽に始めやすいのが特徴です。
積立金額は銀行から引き落としとなるため、残高不足で積立が行えないリスクも低くなります。
ハッキング被害はありましたが、現在はSBIグループ傘下にはいっているので安心です。
6位:ビットトレード
最小積立額が1,000円からとなっているため、毎日積立する場合は毎月30,000円の入金が必要です。
ですが、毎月でも1,000円から積立ができるため、この頻度であれば、気軽に始めやすくなります(約32円/日)。
積立する暗号資産(仮想通貨)の選び方
取引所が決まったら、次はどの暗号資産(仮想通貨)を積立するかを決めます。
時価総額で選ぶ
はじめての積立であれば、時価総額のトップ1~5位くらいの通貨がおすすめです。
その中でも、「ビットコイン」と「イーサリアム」はテッパンです。両方、もしくはどちらか一つを選択しましょう。
それ以外の暗号資産(仮想通貨)は、時価総額をCoinMarketCapで確認して選びましょう。
※2024年7月時点
- 1位:BTC(ビットコイン)
- 2位:ETH(イーサリアム)
- 3位:BNB(バイナンスコイン)
- 4位:SOL(ソラナ)
- 5位:XRP(リップル)
取引所ごとの積立方法
ここからは取引所ごとの積立方法について紹介します。
ビットフライヤーの積立方法
ビットフライヤーでの積立は、「かんたん積立」から行います。
ビットフライヤーに口座がない人は口座開設が必要です。
アカウントにログイン後、「かんたん積立」をクリックします。
積立したい暗号資産(仮想通貨)を選択します。
「積立頻度」でどのくらいの間隔で積み立てるかを選択し、「積立金額」にいくら積み立てるかを入力します。
入力が完了したら「設定する」ボタンをクリックします。
設定内容を確認する画面が表示されたら「内容を確定する」をクリックします。
これで設定完了です。
同じ方法で、他の暗号資産を積み立てることもできます。
なお、積立するための資金は、ビットフライヤーに入金した日本円が利用されるので、積立に必要な資金を入れておきましょう。
バイナンス ジャパンの積立方法
バイナンス ジャパンでの積立は、「トレード」から行います。
口座がない人は口座開設が必要です。
バイナンスにログイン後、「トレード」>「取引ボット」をクリックします。
次にボット一覧から「自動購入」をクリックします。
積立したい暗号資産(仮想通貨)の「ポートフォリオプランの作成」をクリックします。
自分がもっている暗号資産を使って積立もできますが、ここでは日本円で積立するため、「数量」の通貨を「JPY」に変更します。
「数量」で日本円(JPY)が選択できない場合
バイナンスの自動購入を設定する画面で「数量」に日本円(JPY)が出てこないことがあります。
この場合、通貨の設定がJPYになっていない可能性があります。
バイナンスの通貨の設定をJPYにすることで表示されるようになります。
数量は日本円の場合は200円以上の設定が必要です。リサイクリングサイクルで、積立頻度や時間を指定します。
設定したら「確定」をクリックします。
「プランが予約されました。」と表示されれば完了です。
一つのプランで複数の通貨を設定することも可能です。
「コイン追加」をクリックすると利用可能なコインが表示されるので、追加したい暗号資産を選択して「確認」をクリックします。
ただし、一つのプランで複数の暗号資産(仮想通貨)の積立を設定すると、数量が2,000円からとなってしまいます。
そのため、200円から積立したい場合は、別プランを作成して積み立てましょう。
なお、作成したプラン(ポートフォリオ)は、一覧に表示されます。プランに表示されている各アイコンからプランの編集や削除が可能です。
コインチェックの積立方法
コインチェックでの積立は、「Coincheckつみたて」から行います。
口座開設がまだの人は口座開設が必要です。
コインチェックにログインしたら、「Coincheckつみたて」をクリックします。
次に「プラン」を選択します。
「毎日つみたてプラン」を選択して、積立する暗号資産(仮想通貨)にチェックを入れます。
積立額に最低1万円を設定して「保存して次へ」をクリックします。
次に積立を行うための銀行口座を設定します。口座設定が完了すれば積立設定完了です。
「毎日つみたてプラン」で複数の暗号資産(仮想通貨)を積み立てることもできます。
ただし、各通貨に最低1万円の設定が必要となるため、2通貨選択すると合計で2万円の設定が必要です。
GMOコインの積立方法
GMOコインでの積立は、「運用」から行います。
口座がない人は口座開設が必要です。
アカウントにログイン後、メニューから「つみたて暗号資産」をクリックします。
積み立てたい暗号資産(仮想通貨)をクリックします。
積立画面が表示されるので、「毎日プラン」または「毎月プラン」を選択し、積立金額を入力して「確認画面へ」をクリックします。
確認画面で「設定する」をクリックすれば積立設定完了です。
ビットポイントの積立方法
ビットポイントでの積立は、「運用」から行います。
口座開設がまだの人は口座開設が必要です。
ビットポイントにログインし、メニューから「つみたて」を選択して「つみたて申込」をクリックします。
「個別つみたて」をクリックします。
一覧から好きな通貨を選択してチェックを入れ、毎月、積み立てたい金額を最低5,000円から入力します。
もし、複数の通貨を積み立てたい場合は、一覧から別の通貨にチェックをいれて、月の積立が合計で5,000円となるように金額を入力します。
最後に「確認画面へ」をクリックします。
次は、「振替口座登録へ進む」をクリックして銀行口座登録を行います。
金融機関名などの必要な情報を入力して口座登録すれば完了です。
「個別つみたて」ではなく、「パックつみたて」を利用して積み立てることもできます。
「パックつみたて」をクリックします。
好きなパックを選択して、金額に5,000円以上を指定して「確認画面へ」をクリックします。
以降は、銀行口座の設定を行えば「パックつみたて」の積立設定完了です。
ビットトレードの積立方法
ビットトレードでの積立は、「積立」から行います。
口座開設がまだの人は口座開設が必要です。
ビットトレードにログインしたらメニューから「積立」をクリックします。
次に積立する暗号資産(仮想通貨)を選択して、積立頻度と金額を入力します。
積立金額は最低1,000円からとなっています。
積立内容を確認して、「確認画面へ」をクリックすると積立設定完了です。
まとめ
以上、暗号資産(仮想通貨)の積立について紹介しました。
少額から始められ、ドルコスト平均法を活用してほったらかしビットコイン投資が可能です。
価格変動リスクを考えると、毎月よりも毎日積み立てた方が安全です。
積立なら、暗号資産の波に乗り遅れた今からでもチャンスがあります。
私はビットフライヤーで始めましたが、手数料が不透明で販売価格が高いので、今はバイナンスを使っています。