
バイナンスとビットバンク、どっちがおすすめ?
世界最大級の暗号資産取引所バイナンスの日本法人(Binance Japan)と、2025年オリコン顧客満足度ランキングで1位のビットバンク(bitbank)を徹底比較!
手数料・機能・サポートからどっちの暗号資産取引所がどういう人におすすめかを紹介します。
- 取引手数料・日本円出金手数料の違い
- 主要機能(販売所/取引所、積立、信用取引、Earn等)
- サポート体制・安全性(登録番号・運営会社)
- バイナンスが向ている人・ビットバンクが向いている人
結論:バイナンスとビットバンクの比較結果


まずは、結論から紹介します。
手数料と銘柄数のバランスで幅広く現物取引をしたい人 → バイナンス(Binance Japan)
- 現物取引の基本手数料はメイカー/テイカーとも0.10%
- BNB支払いによる25%割引適用
- 国内最多クラスの取扱銘柄数(63種類、2025年10月時点)
- 日本円出金は一律1回150円
- 信用取引(レバレッジ取引)は未提供
板の流動性・信用取引を重視し「マイナス手数料」を活用したい人 → ビットバンク(bitbank)
- 取引所手数料は多くのペアでメイカー -0.02%/テイカー 0.12%
- 日本円出金は金額に応じて550円または770円
- 取引通貨ペアは法定通貨JPYのみ
- 信用取引を提供
バイナンス・ビットバンクの概要


各暗号資産取引所の運営体制と基本的な特徴について紹介。
バイナンス(Binance Japan)
- 運営:Binance Japan株式会社(関東財務局長 第00031号)
- 特徴:現物取引に加え、Auto-Invest(自動購入)やSimple Earnなど多様な機能を提供
- 銘柄数:国内最多クラスの63銘柄(2025年11月時点)
- 信用取引:提供なし
- トピック:PayPayが40%出資(2025年10月9日)
ビットバンク(bitbank)
- 運営:ビットバンク株式会社(関東財務局長 第00004号)
- 特徴:板取引(現物および信用)に強みがあり、メイカー手数料にリベート(-0.02%)を適用
- 銘柄数:44(2025年11月時点)
- 信用取引:提供あり
- トピック:【VIPプログラム】ヒストリカルオーダーブック提供開始(2025年10月31日)
バイナンスとビットバンクの主要比較表


以下の比較表は、手数料、出金コスト、銘柄数、運営基盤といった取引所選びの最重要指標を横並びで整理したものです。ここから、両社の基本的な立ち位置の違いがわかります。
| 項目 | バイナンス | ビットバンク |
|---|---|---|
| 運営・登録 | Binance Japan株式会社 / 関東財務局長 第00031号 | ビットバンク株式会社 / 関東財務局長 第00004号 |
| 取引(現物)手数料(一般) | 0.10% / 0.10%(BNB支払い25%割引表示あり) | メイカー -0.02% / テイカー 0.12%(2025年9月18日時点) |
| 日本円出金手数料 | 150円/回 | 3万円未満: 550円 / 3万円以上: 770円 |
| 取扱銘柄数 | 63銘柄(2025年11月時点) | 44銘柄(2025年11月時点) |
| 信用取引 | なし | あり |
| 主要機能 | 現物(取引所・販売所)、定期購入、シンプルアーン(レンディング)、現物グリッドなど | 現物(取引所・販売所)、定期購入、レンディング |
| サポート | 有人チャット・平日対応(※) | 問い合わせフォーム(電話サポートなし) |
| 想定ユーザー | 銘柄数と機能を広く使いたい人 | 板取引中心・手数料・レバレッジ重視の人 |
(※)バイナンスの有人チャットサポート対応時間は月~日9:00~23:00。ビットバンクはフォーム対応のみで、サポート窓口の種類と対応時間が異なります。
詳細比較


1)3つの手数料の違い(メイカー・テイカー・法定通貨出金)
仮想通貨取引における手数料構造は、トレーダーの取引スタイルに直結します。
バイナンスは、BNBを使用することでテイカー取引コストを抑えられます。
ビットバンクは、メイカー(指値注文)に対し、マイナス手数料を導入しており、取引で報酬が得られる仕組みになっています。短期売買や大口取引では有利です。
日本円の出金手数料の差は、頻繁に出金したいユーザーにとって無視できないコストです。
- バイナンス(Binance Japan)
-
- 現物手数料(一般):
- メイカー:0.10%/テイカー:0.10%
- VIP段階に応じて手数料率が減る
- BNBで支払うと25%OFF(BNBでの手数料支払い割引あり)
- 日本円出金:
- 一律150円/回
- 現物手数料(一般):
- ビットバンク(bitbank)
-
- 現物手数料(多くのペア):
- メイカー:-0.02%/テイカー:0.12%
- 短期売買で有利
- 日本円出金:
- 3万円未満 550円/3万円以上 770円(サポート記事)。
- 現物手数料(多くのペア):
- 1回あたりの日本円出金手数料は「バイナンス」が低くて有利
- 少額・高回転なら「ビットバンク」のメイカーマイナス手数料が有利
2)機能・できること
バイナンスは、積立やレンディング(Simple Earn)、現物グリッド取引など、多岐にわたる資産運用ツールをワンストップで提供しており、現物取引と並行して「資産を増やす」ことを目指す層に最適です。
ビットバンクは、信用取引にも対応しており、現物と同じ板でレバレッジ取引ができるため、より投機的な取引をしたい人にメリットがあります。
- バイナンス(Binance Japan)
-
- 現物(取引所・販売所)、定期購入、シンプルアーン(レンディング)、現物グリッドなど多機能
- 信用取引(レバレッジ取引)には非対応
- 取扱銘柄数も国内トップクラスで選択肢が広い
- BNBステーキング量に応じたエアドロップあり
- ビットバンク(bitbank)
-
- 現物(取引所・販売所)、定期購入、レンディング
- 信用取引(レバレッジ取引)に対応
- 信用取引は現物と同じ板で取引できるため、流動性が高い
3)始めやすさ・使いやすさ
どちらも国内業者として厳格な本人確認(eKYC)が必要であり、登録は約5~10分程度と平均的で、大きな差はありません。
バイナンスは、日本語対応していて、スマホのアプリも使いやすく、登録もしやすくなっています。
UIはこっていませんが、UXが最適化されていて操作しやすいです。ただし、多機能なので操作に慣れが必要な場合があります。
ビットバンクもシンプルなUIで、初心者でも迷わないUI設計です。
「2025年 オリコン顧客満足度®ランキング 暗号資産取引所 現物取引」において、2年連続総合1位を獲得しています。
4)サポート・信頼性
バイナンスがオペレーターによるチャットサポートを夜間・土日も提供している点は、初心者にとって大きな安心材料です。
両社とも金融庁登録業者で、JVCEA会員(第一種会員)であるため、安心して利用できる暗号資産取引所といえます。
- バイナンス(Binance Japan)
-
- サポート
- 有人チャットサポートあり(対応時間は月~日9:00~23:00)
- サイト上のよくある質問検索や自動応答チャット機能は24時間利用可能
- 信頼性
- 関東財務局長 第00031号
- JVCEA会員(第一種会員)
- PayPayがBinance Japanへ40%出資(2025年10月9日報道)
- サポート
- ビットバンク(bitbank)
-
- サポート
- 問い合わせフォーム対応(対応時間は平日10:00~19:00)
- サイト上のよくある質問検索や自動応答チャット機能は24時間利用可能
- 信頼性
- 関東財務局長 第00004号
- JVCEA会員(第一種会員)
- サポート
取引手数料を比較:BNB割引 vs. メイカーリベート


バイナンスとビットバンクでは、取引スタイルによって手数料が大きく異なります。
最初に簡単な用語説明をしておきます。
- メイカー(Maker)とは
-
「市場に流動性を作る人」のことで、指値注文を出す人です。
「待機している注文=流動性」を提供するので「メイカー」と呼ばれます。
指値でも「すぐに成立する価格」で注文を出すと「テイカー」になります。
- テイカー(Taker)とは
-
「市場の流動性を取る人」のことで、成行注文を出す人です。
「待機している注文をすぐに成立させる=注文を取る」ので「テイカー」と呼ばれます。
以下は、それぞれの暗号資産取引所で「メイカー」と「テイカー」でどちらが有利になるかをまとめた表です。
| スタイル | バイナンス (BNB割引) | ビットバンク | 有利性 |
|---|---|---|---|
| メイカー(指値) | 0.10% (0.075%) | -0.02% (報酬) | ビットバンクが圧倒的に有利 |
| テイカー(成行) | 0.10% (0.075%) | 0.12% | バイナンスが有利 |
バイナンスの強みは、手数料をBNBで支払う設定にすれば、テイカー手数料が0.075%になる点です。成行注文で素早く取引したいユーザーやBNB保有者にとってコストを抑えられる仕組みになっています。
ビットバンクの強みは、-0.02%というリベート(報酬)です。メイカーとして「指値注文」を積極的に出すトレーダーにとって大きなメリットです。
将来性とエコシステム
バイナンスは、2025年10月9日にPayPayによる40%出資を発表しました。
報道によれば、PayPayマネーでの暗号資産購入や出金連携が検討されています。
これが実現した場合、7,000万人を超えるPayPayユーザーがバイナンスに組み込まれることを意味します。
これにより、暗号資産取引がキャッシュレス決済と同じくらい日常的なものになる可能性があります。
一方、ビットバンクは、長年の実績とシステムの堅牢性があり「老舗としての信頼性」が大きな価値になります。
バイナンスに向いている人・ビットバンクに向いている人


これまでの比較に基づいて、どのようなトレーダーがどちらの取引所にむいているかを区別すると以下のようになります。
| バイナンス向き | ビットバンク向き |
|---|---|
| 取扱銘柄の多さや定期購入・レンディングも使って幅広く運用したい | 板取引中心でメイカー -0.02%を活かし取引コスト最重視 |
| BNBを保有しており、テイカー注文を低コスト(0.075%)で行いたい人 | 信用取引(レバレッジ)をしたい人 |
| 将来的なPayPay連携などの拡張性に期待したい | システムの堅牢性を重視したい人 |
| 信用取引をする予定がない人 | 高頻度で指値注文(メイカー)を行う短期トレーダー |
ケース別の選び方ガイド
- 少額でこまめに出金する予定 → バイナンス(150円/回)
- 板に置いて指値中心・高回転トレード → ビットバンク(メイカー -0.02%)
- 銘柄の選択肢を最優先 → バイナンス(63銘柄・2025年10月時点)
- レバレッジ取引をしたい → ビットバンク(信用取引あり)
よくある質問
まとめ:バイナンスとビットポイントを比較


バイナンスとビットバンクは、メリットが異なるため取引スタイルによって、どちらに向いているかが分かれます。
いろいろな銘柄を扱い、定期購入やシンプルアーンなどの機能を広く活用したい人、成行(テイカー)注文を低コストで行いたいト人はバイナンスがおすすめです。
一方、頻繁に指値注文(メイカー)を行い、取引コストの効率を最重視する人、あるいは信用取引(レバレッジ)を利用したい人は、ビットバンクが有利です。
どちらも金融庁に登録されている暗号資産取引所で、信頼性は高いので、自分の取引スタイルに合わせて選びましょう!
- 本記事作成時点の情報のため、最新情報は公式サイトで確認が必要です。
- 手数料や取扱銘柄、出金条件などは随時更新されます(キャンペーンなど)。


参考文献
- Binance Japan|手数料ページ(現物・VIP表・登録番号の明記)
- Binance Japan|日本円の出金対応・手数料150円(お知らせ)
- Binance Japan|取扱いペア一覧
- Binance Japan|LPTの取り扱いを開始(サポート時間についての明記)
- bitbank|売買手数料・入出金手数料
- bitbank|取引可能な法定通貨
- bitbank|信用取引の提供
- bitbank|取扱いペア
- bitbank|取扱ペアおよび注文単位(最小注文数量)
- bitbank|定期購入
- 運営・登録:金融庁 暗号資産交換業者登録一覧
- PayPayがBinance Japanへ40%出資(2025年10月9日)
- 2025年 オリコン顧客満足度®ランキング 暗号資産取引所 現物取引








