イーサリアムのテスト環境「Goerli」で利用できるテスト用イーサリアム(無料)をもらう方法を紹介!
テスト用イーサリアムは、thirdwebを使ってGoerliテストネットにデプロイしたり、OpenSeaテスト環境で動作確認したりするのに使えます。
あくまでテスト環境用のETHなので、イーサリアムのメインネットでは使えません。
この記事ではテスト用イーサリアム(ETH)の取得方法を説明します。
Goerli用イーサリアムの取得場所と条件
Goerli用イーサリアムの取得場所はいくつかありますが、実際に利用した下記の2つを紹介します。
それぞれ取得条件があります。
1)GOERLI FAUCET
「GOERLI FAUCET」は申請してすぐにテスト用イーサリアムがもらえるのが特長です。
「GOERLI FAUCET」でテスト用ETHを取得するには、イーサリアムメインネットに「0.001 ETH」の残高が必要なので事前に準備しておきましょう。これは、ボットによる取得を防ぐための対策で、テスト用ETH取得にガス代がかかるわけではありません。
その他の条件は以下のとおりです。
アカウント作成 | 「Alchemy」にアカウント作成が必要(無料) |
残高 | イーサリアムメインネットに0.001ETHの残高が必要 |
取得 | 取得できるのは24時間に1回、0.02ETHもらえる |
2)QuickNode(Ethereum Goerli Faucet)
「QuickNode(Ethereum Goerli Faucet)」は、もらえるまで少し時間がかかりますが、アカウント作成不要で「GOERLI FAUCET」より多く、テスト用イーサリアムがもらえます。
「QuickNode(Ethereum Goerli Faucet)」でテスト用ETHを取得する時も、イーサリアムメインネットに「0.001 ETH」の残高が必要です。
その他の条件は以下のとおりです。
残高 | イーサリアムメインネットに0.001ETHの残高が必要 |
取得 | 取得できるのは24時間に1回、0.05ETHもらえる |
GOERLI FAUCETでの取得方法
GOERLI FAUCETでの取得方法は下記の手順で行います。
- 1)Alchemyにアカウント作成する
- 2)テスト用ETHをもらう
Alchemyアカウントは一度作成すれば、それ以降はログインすればテスト用ETHを取得できます。
取得方法
まず、GOERLI FAUCETにアクセスします。
下記のような画面が表示されたら完了するまで待ちましょう。
「Please signup or login」をクリック。
Alchemyのアカウント作成画面が表示されたら、Googleアカウントなどを使って登録しましょう。
登録が完了するとAlchemyのアンケートが表示されるので、流れにそって回答してください。
プランは「Free」を選択して次へ。
こだわりがなければ「Ethereum」を選択して次へ。
クレジット登録画面は「Skip」で問題ありません。
最後に「Let’s Build!」をクリック。
元の画面に戻ってきたら、自分のアドレスにテスト用ETHを送ってもらうため「Goerli」テスト環境のアドレスをメモします。
※Metamaskであれば、自分のアカウント名をクリックすればコピーできます。
アドレス入力欄にコピーしたアドレスを貼り付け、「私はロボットではありません。」にチェックを入れて「Send Me ETH」をクリック。
ウイルス感染したような画面が表示されますが大丈夫です。この画面は閉じてしまって問題ありません。
MetamaskでGoerli環境に入金されているか確認しましょう。
これで完了です。
QuickNode(Ethereum Goerli Faucet)での取得方法
もう一つ、QuickNode(Ethereum Goerli Faucet)での取得方法を紹介します。
取得方法
QuickNode(Ethereum Goerli Faucet)にアクセスして「Connect Wallet」をクリック。
Goerliが選択されているのを確認し、送付先(自分のアドレス)を入力して「Continue」をクリック。
ツイートすれば受け取れるテスト用ETHが2倍になりますが、不要であればそのまま次に進んでください。
これで完了です。ただし、取得に平均45分程度かかるとのこと。
入力欄にメールアドレスを登録しておけば、完了時に登録したメール宛に完了通知が届きます。
完了すると下記のような画面になります。
まとめ:テストネット用イーサリアムの取得方法
以上、イーサリアムのテスト環境「Goerli」で使えるテスト用イーサリアム(ETH)の取得方法を紹介しました。
イーサリアムメインネットでテストをすると、本当のイーサリアムを使ってしまうので、まずはテストネットで試してみるのがおすすめです。
ただし、テスト環境でもテスト用イーサリアムが必要になるので、今回紹介した方法で取得してから利用しましょう。
利用できるテスト環境を事前チェック
利用するテスト環境が変われば、利用するテスト用イーサリアムも変わります。
例えば、thirdwebからのデプロイやOpenSeaテストネットは、イーサリアムテスト環境なら「Goerli」、ポリゴンテスト環境であれば「Mumbai」が利用可能です。
OpenSeaテストネットでは、イーサリアムテスト環境の「Sepolia」は利用できないので、このテスト用ETHをもらっても表示できません。
そのため、利用するテスト環境を事前にチェックしたうえで、テスト用イーサリアムをもらいましょう。
✅#thirdweb で使うETHテスト環境は「Goerli」
SepoliaはテストETHが多くもらえ、メインネットにETHがいらないので使いやすいが、MintしてもOpenSeaテストネットでコレクションが作成されなかった😱
ただしGoerliは夜にガス代が高騰するみたい(デプロイ0.09)。手持ちが少ないなら昼間(0.00026)。
— ぬこ丸@MIZUMANJU (@nukomarudesu) June 21, 2023