ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)は、暗号資産取引を行うための強力なプラットフォームです。
しかし、通常版との違いや具体的な使い方に迷っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、通常版との違いを解説しながら、初心者でも簡単に使えるビットポイントプロの操作方法を分かりやすくお伝えします。
- ビットポイントプロと通常版の違い
- ビットポイントプロの注文の違い
- 初心者向けビットポイントプロの基本的な使い方
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)と通常版の違い
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)と通常版の違いは以下のとおりです。
項目 | ビットポイント(通常版) | ビットポイントプロ(BITPOINT PRO) |
---|---|---|
取引画面 | 初心者向け | 中・上級者向け |
スプレッド | 大 | 小 |
取引銘柄 | 全銘柄 | 一部の銘柄は利用できない |
アプリでの利用可否 | 使える | 使えない |
取引画面が異なる
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)と通常版は「取引画面」が全く違います。
ビットポイントプロは「中上級者向け」、通常版は「初級者向け」です。
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)の取引画面
ビットポイント(通常版)の取引画面
売買レートが異なる(スプレッドの差が異なる)
買いと売りレートが異なり、スプレッドの差も違い、安く購入し、高く売却できます。
BNBで「ビットポイントプロ」と「通常版」を比較した場合は以下のようになります。
取引タイプ | 買いレート | 売りレート | スプレッド |
---|---|---|---|
ビットポイント(通常版) | 116,408円 / BNB | 106,377円 / BNB | 大(10,031円) |
ビットポイントプロ | 111,870円 / BNB | 110,421円 / BNB | 小(1,449円) |
取引銘柄数が異なる
ビットポイント(通常版)とビットポイントプロは、取り扱い銘柄数が異なります。
ビットポイント(通常版)では全ての銘柄の取引ができますが、ビットポイントプロは一部取引できない銘柄があります。
アプリでの利用可否が異なる
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)は「ビットポイントアプリ」では利用できません。
スマートフォンとパソコンで、公式サイトからのみ利用できます。
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)の場所とメニュー説明
ビットポイントプロは、スマートフォンまたはパソコンで「ビットポイントサイト」にアクセスしないと利用できません。
残念ながらアプリでは利用できない状態です。
ビットポイントプロの「場所」
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)は、左メニューの中にあります。
ビットポイント公式サイトにログインし、左メニューをタップします。
メニュー一覧の下の方に「BITPOINT PRO」があるのでタップします。
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)の画面が表示されます。
ビットポイントプロの「メニュー画面」
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)のメニューは以下のようになっています。
メニュー | 詳細 |
---|---|
①選択している仮想通貨 | 表示されている仮想通貨をタップすると、BITPOINT PROで売買できる別の仮想通貨に切り替えることができます。 |
②選択した仮想通貨の現在の価格 | 選択した仮想通貨の現在の価格が表示され、前日と比較した時の騰落率も分かります。 |
③選択した仮想通貨の関連情報 | ・取引:板情報が表示される ・チャート:ローソク足チャートが表示される ・資産:自分の資産状況が表示される ・有効注文:現在注文している情報が表示される |
④選択した情報の表示 | ③で選択した情報が表示されます。例えば「取引」であればいた情報が表示され、「チャート」であればローソク足が表示されます。 |
⑤仮想通貨の注文方法 | 下記の3つの方法から選択できます。 ・指値:指定の価格で売買する ・成行:現在の価格で売買する ・逆指値:指定の価格以下/以上で売買する |
⑥選択した注文方法の情報入力 | ⑤で選択した注文方法に必要な情報を入力します。 |
③の関連情報を切り替えた場合、以下のような画面が表示されます。
選択した仮想通貨の板情報が表示されます。
板取引について(初心者向け)
ビットポイントプロは、「板取引」と呼ばれる注文方法になっています。
板取引は、一般的に、取引所において他のユーザーの売買注文が一覧で表示される「板」を通じて行われます。
売り注文と買い注文の板を見ながら、現在の価格や注文状況をリアルタイムで把握しながら、取引の判断を行うことができます。
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)の「板取引」
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)では、緑色が買い注文の板で、赤い文字は売り注文の板です(下記画像参照)。
「買い注文の場合」は、価格が高いと注文が通りやすく、価格が低いと注文が確定しにくくなります。
早く注文を確定したいのであれば、画面上部の価格で買い注文を出し、時間がかかっても安く購入したいのであれば、画面下部の価格で発注します。
なお、売り注文の場合は、画面上部の価格が低いほど、注文が確定しやすく、画面下部の価格が高いほど、注文が確定しにくくなります。
例えば、買い注文の場合、画面上部の110,800円で購入注文を出すと、注文がすぐに確定しやすくなり、画面下の109,738円で注文を出した場合は、注文が確定するまで時間がかかります(下記画像参照)。
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)の3つの注文方法
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)には、「指値」、「成行」、「逆指値」の3つの注文方法があります。
「指値」と「逆指値」は、価格を指定して売買する方法で、「成行」は現在の価格で購入する注文方法のため価格指定せずに売買が可能です。
注文方法 | 詳細 | 注文時に入力する情報 |
---|---|---|
指値 | 価格を指定して、その価格になると売買が実行される | ・売買したい価格 ・売買したい数量 |
成行 | 現在の価格で、即時に売買が実行される | ・売買したい数量 |
逆指値 | 価格を指定して、その価格以上、もしくは以下になると、売買が実行される | ・売買したい価格 ・売買したい数量 |
指値と逆指値の違い
指値と逆指値はどちらも価格を指定して利用しますが、違いを分かりやすく説明します。
指値の場合は、注文する価格によって、即時に注文が実行されてしまいます。それを回避するための方法が逆指値になります。
タイプ | 買い注文の場合 | 売り注文の場合 |
---|---|---|
指値 | 現在の価格よりも高い価格を指定すると注文が即時に確定する。 (即時に実行しないようにするには、価格を現在価格よりも低くする) | 現在の価格よりも低い価格を指定すると注文が即時に確定する。 (即時に実行しないようにするには、価格を現在価格よりも高くする) |
逆指値 | 現在の価格よりも高い価格を指定できる。 | 現在の価格よりも低い価格を指定できる。 |
各注文の使いどころ
- 指値
-
指値は、自分の購入したい価格で購入したい時に行います。
時間がかかってもできるだけ安く購入したい(またはできるだけ高く売りたい)場合に利用します。
- 成行
-
成行は、すぐに購入(または売却)したい場合に利用します。
- 逆指値
-
逆指値は、特定の価格(抵抗線など)を超えると、その方向に進みやすくなるというパターンを利用した取引に使えます。「抵抗線」などの知識がないと使う意味はあまりないです。
「抵抗線など」を指値で指定して購入(または売却)したい時に利用します。
指値・成行・逆指値の操作方法
指値・成行・逆指値の各画面の操作方法を紹介します。
なお、取引(板情報)が表示された状態で買い、もしくは売りの価格をタップすると、「価格」と「数量」が自動で注文情報に入力できます。手で入力するよりも簡単です。
ただし、「数量」は、自分の購入したい量に変更が必要です。
注文方法①「指値」
指値は「指定した価格」で、仮想通貨を買ったり、売ったりする注文方法です。
「指値」を選択した状態で「価格(売買したい価格)」と「数量」の2つを入力します。
購入なら「買う」、売却なら「売る」をタップします。
「買う」を選択した場合に注文確認画面が表示されるので「発注」をタップします。
注文が発行され、約定(指定の価格になって購入が実行される)まで注文が実行中の状態になります。
「売る」を選択した場合も注文確認画面が表示されるので「発注」をタップします。
売り注文が発行され、約定(指定の価格になって売却が実行される)まで注文が実行中の状態になります。
注文情報は、注文が確定するまで「有効注文」に表示されます。
なかなか売買が成立しない場合は、「取消」や「変更」も可能です。
注文方法②「成行」
成行は「現在の価格」で、仮想通貨を売買する注文方法です。そのため、価格の指定はいりません。
「成行」を選択した状態で「数量」のみを入力します。価格は入力不要です(入力できません)。
購入なら「買う」、売却なら「売る」をタップします。
「買う」を選択した場合に注文確認画面が表示されるので「発注」をタップします。
発注後はすぐに購入が完了します。
「売る」を選択した場合も注文確認画面が表示されるので「発注」をタップします。
発注後はすぐに売却が完了します。
成行注文の場合は、すぐに注文が確定するため、「有効注文」に注文が表示されることはありません。
注文方法③「逆指値」
逆指値は「指定の価格以上の時に仮想通貨を購入」または「指定の価格以下の時に仮想通貨を売却」する注文方法です。
「指値」を選択した状態で「価格(売買したい価格)」と「数量」の2つを入力します。
購入なら「買う」、売却なら「売る」をタップします。
「買う」を選択した場合に注文確認画面が表示されるので「発注」をタップします。
注文が発行され、約定(指定の価格になって購入が実行される)まで注文が実行中の状態になります。
「売る」を選択した場合も注文確認画面が表示されるので「発注」をタップします。
売り注文が発行され、約定(指定の価格になって売却が実行される)まで注文が実行中の状態になります。
注文情報は、注文が確定するまで「有効注文」に表示されます。
なかなか売買が成立しない場合は、「取消」や「変更」も可能です。
よくある質問
指値で購入する時に、現在の価格よりも上の価格で注文した場合はどうなる?
即時に注文が確定します。
まとめ
ビットポイントプロ(BITPOINT PRO)は、中上級者向けの暗号資産取引プラットフォームとして、通常版とは異なる特徴があります。
特にスプレッドが小さいため、通常版よりも多くの暗号資産を購入できます。また、指値や成行、逆指値といった3つの注文方法を使いこなせば、より効率的な取引が可能です。
ビットポイントプロを最大限活用するためには、まず取引画面やメニューの基本操作に慣れることです。最初は少額でトレードして、慣れてきたら額を大きくしていくと安心してトレードができます。