OpenSea（オープンシー）には、動作確認ができる「テストネット」があります。
本番のOpenSeaでは、本当のイーサリアム（ETH）が使われてしまうので、何をするにも躊躇してしまいますが、テスト環境であれば無料でもらえるETHを使って確認可能です。
この記事では、OpenSea（オープンシー）のテストネットに接続する方法を紹介します。
OpenSea（オープンシー）テストネットとは？
OpenSea（オープンシー）テストネットとは、OpenSeaのテスト環境のことで、ウォレットを接続すれば誰でも無料で利用できます。
Metamask（メタマスク）のテストネットを接続し、無料でもらえるテスト用ETHを使えば、下記のような動作を確認可能です。
- どういうフローで出品するのか分からない
- どうやってガス代が発生するのか知りたい
最初から本番のOpenSeaを利用するのが怖い場合は、テストネットで試してからがオススメです。
OpenSea（オープンシー）テストネットに接続する方法
OpenSea（オープンシー）テストネットに接続する手順は下記のとおりです。
- 1）Metamaskにアカウントを作成する
- 2）MetamaskにGoerliテストネットを追加する
- 3）MetamaskをOpenSeaテストネットに接続する
以下から手順を紹介していきます。
1）Metamaskにアカウントを作成する
OpenSea（オープンシー）はメールアドレスを使って登録するのではなく、Metamask（メタマスク）を使ってアカウント作成を行います。
持っていなければ、Metamaskのアカウント作成が必要です。
下記の記事で作成方法を紹介しています。
2）MetamaskにGoerliテストネットを追加する
次に、OpenSeaのテストネットでは、Metamaskのテストネットを利用するため、Metamaskにテストネットの追加が必要になります。
OpenSeaテストネットに接続できる「Metamaskテストネット」は下記の2つあり、利用するネットワークによってOpenSeaで利用できる内容が多少異なります。
両方追加しておくと便利ですが、最初はGoerliだけでも大丈夫です。
| テストネット名称 | ネットワーク |
| Goerli | Etherium（イーサリアム）用のテストネット |
| Munbai | Polygon（ポリゴン）用のテストネット |
Metamaskにテストネットを追加する方法は下記の記事を参考にしてください。
3）MetamaskをOpenSeaテストネットに接続する
Metamaskにテストネットを追加したら、OpenSeaテストネットに接続しましょう。
OpenSeaテストネットに移動して「Connect Wallet」をクリック。
一覧から「Metamask」を選択します。
Metamaskにログインしてください。
Metamask（メタマスク）への接続画面が表示されたら「Next」をクリック。
アカウントへの接続画面が表示されたら「Connect」をクリックすれば完了です。
OpenSeaの画面に戻って「Accept and sign」をクリック。
Metamaskに承認画面が表示されたら「Sign」をクリックします。
これでOpenSea（オープンシー）テストネットの接続完了です。
OpenSea（オープンシー）テストネットのよくある質問
1）テストネットを日本語にしたい
もし、テストネットが日本語になっていなければ、「プロフィールアイコン」にマウスをロールオーバーして、表示されたメニューの「言語」から日本語（JA）を選択すれば日本語になります。
2）接続しているウォレットが違う
OpenSeaテストネットに接続すると下記のようなエラーが表示されることがあります。
testネットワークからのデータを表示していますが、ウォレットはmainネットワーク（Ethereum）に接続されています。OpenSeaをご利用になるにはopensea.ioに切り替えてください。
これは、OpenSeaテストネットに接続しているのに、Metamaskのウォレットがイーサリアムのメインネットになっている場合に表示されます。
Metamaskのウォレットをテストネット（GoerliまたはMumbai）に変更すれば解決できます。
変更するには、OpenSea右上メニューの「Switch network」をクリック。
Metamaskの画面に「Allow this site to switch the network?」と表示されたら、「Switch network」をクリックしてください。
3）Metamaskにテスト用ETHがない
OpenSeaテストネットでNFTを売買するには、無料でもらえるテストネット用暗号資産が必要です。
Goerliテストネット用ETHの取得方法は、下記の記事で紹介しているので参考にしてください。
4）テストしているNFTを他の人に見られる可能性がある
OpenSeaでは投稿したものは、他の人が検索できます。
そのため、リリース前に検索で見つかってしまう可能性があるため、テストが完了したNFTなどは削除しておきましょう。
まとめ：OpenSea（オープンシー）テストネットに接続する方法
以上、OpenSea（オープンシー）テストネットに接続する方法を紹介しました。
手順は下記のとおりです。
- 1）Metamaskにアカウントを作成する
- 2）MetamaskにGoerliテストネットを追加する
- 3）MetamaskをOpenSeaテストネットに接続する
OpenSeaテストネットの動作は本番のOpenSeaと同じです。
イーサリアムメインネットのETHを使わなくてよいので、出品手順などのテストや確認に利用できます。
