バイナンスジャパン(以下バイナンス)には、シンプルアーン(Simple Earn)というサービスがあります。
暗号資産の運用方法の一つなのですが、「仕組みが分からない」「利率やリスクはどうなの?」といった不安や疑問を持つ方もいると思います。
シンプルアーンは、暗号資産を利用した運用の中でも、比較的安全な運用方法です。
この記事では、バイナンスの「シンプルアーン」の基本から、実際のやり方、そして注意点までを分かりやすく解説します。
- バイナンス シンプルアーンの特徴と基本情報
- 利用する際のメリットとリスク
- シンプルアーンのやり方・解約方法
バイナンスのシンプルアーン(Simple Earn)とは?

「シンプルアーン(Simple Earn)」は「暗号資産の貸出サービス」です。
自分が保有する暗号資産を一定期間貸し出し、その対価として利息を得ることができます(定期預金みたいなサービスです)。
期間が固定(ロック)されるため、自由が制限されますが、利回りは少し高めに設定されています。
貸し出し期間を「3日~120日」の範囲で選択して貸し出すと、翌日から報酬が発生します。
利息は貸し出す銘柄や期間によって異なります。海外ではフレキシブル(いつでも引き出せる貸出スタイル)がありますが、日本では利用できないようです。
バイナンス自体は安全?
バイナンスは、日本の金融庁に登録された「暗号資産交換業者」です。
サービスを利用しても違法ではありません。
国内法に守られたクリーンな取引所なので、安心して利用でき、報酬を受け取ることができます。
Binance Japan株式会社は、「関東財務局長 第00031号 令和4年10月14日」に登録されています。
シンプルアーンのメリットとリスク
シンプルアーンのメリット
- 自動更新機能
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シンプルアーンでは、貸出の自動更新が可能です。期間満了時に再度、暗号資産の貸し出しが行われ、継続的に運用することができます。
- 報酬の発生タイミング
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資産を貸し出した翌日から報酬が発生し、特定の時間帯に現物ウォレットに配布されるため、ユーザーは定期的に収益を得ることができます。
- 多様な銘柄の取り扱い
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シンプルアーンでは、複数の暗号資産を貸し出すことができ、ユーザーは自分の投資戦略に応じて選択することが可能です。
バイナンス以外の国内暗号資産取引所でも、貸出サービスを提供しているところはありますが、実際に募集している暗号資産が少ないです。
その点バイナンスでは、多くの暗号資産を常時募集しているので、利用しやすさでは一番です。
シンプルアーンのリスク
- 価格変動リスク
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シンプルアーンを利用する際のリスクの一つは、価格変動リスクです。
暗号資産は非常にボラティリティが高く、貸し出した資産の市場価格も常に変動しています。
そのため、貸出期間中に暗号資産の価格が下落した場合、返却時に受け取る資産価値も減少します。
貸し出しによって得られる利息が、暗号資産の価格下落による損失を補えない可能性もあります。
- 流動性リスク
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貸出期間が固定されているため、途中で資金を引き出すことができません。
早期返還することも可能ですが、その場合は利息を受け取れません。
また、貸出期間を長期設定している場合、急な資金需要が発生した際に、資金がロックされていると困難な状況に陥る可能性があります。
- 税金がかかる
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「雑所得」として扱われ税金がかかります。
会社員の場合は、年間20万までは確定申告が不要になる場合があるので、まずは調べてみましょう。
税金が発生するタイミングは、「日本円に替えた時」だけでなく、以下のケースでも課税対象の利益が発生します。
- 売却: 暗号資産を売って日本円にした時
- 交換: ある暗号資産で別の暗号資産を買った時(例:BTCでETHを購入)
- 決済: 暗号資産で商品やサービスを購入した時
- 報酬: ステーキングやマイニングで報酬を得た時
リスクを考慮した時の戦略
- ポートフォリオの分散
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暗号資産の貸し出しを分散することで、特定の資産価格下落の影響を抑えます。価格変動が比較的小さい暗号資産を組み込むのも有効です。
- リスクの高い資産への限定的な投資
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ボラティリティが高い資産への投資はポートフォリオの一部に限定し、残りは安定した利回りを提供する資産に配分します。
- 短期プランの活用
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貸出期間を短く設定することで、価格下落のリスク期間を限定します。市場動向をこまめに確認しながら再投資を検討します。
貸出先を選ぶ時は、利率の高さだけで選ぶのはやめましょう!
利回りが高いと魅力的に見えますが、プラットフォーム(暗号資産の運営元)の信頼性やセキュリティが低い場合や、ボラティリティが高いために利率が高く設定されている可能性があります。
バイナンスのシンプルアーン(Simple Earn)の始め方

シンプルアーン(Simple Earn)を利用するには、バイナンスアカウントが必要です。まだ持っていないのであれば、口座開設しましょう!

口座を開設したら、日本円を入金して暗号資産を購入します。
購入する時に注意しないといけないのが、シンプルアーンに預けられる暗号資産は決まっていることです。
事前に預けられる暗号資産を確認したうえで、購入しましょう。
人気の暗号資産は期間限定の募集となっていることがあります(ビットコインなど)。
最新の利息や貸出可能な暗号資産はバイナンスで最新情報を確認してください。
シンプルアーン(Simple Earn)の預入方法
バイナンスアプリにログインしたら、メニューから「その他」を選択します。

一覧から「Simple Earn」をタップします。
もし、表示されていなければ、一番下に表示されている「その他のサービス」をタップすると表示できます。

預け入れ可能な暗号資産一覧が表示されるので、購入済みの暗号資産を選択してください。

「預入期間」、「自動サブスクリプション」、「預入金額」を設定し、利用規約にチェックを入れて確認をタップします。
「自動サブスクリプション」は、チェックを入れると「預入期間」満了後に、再度同じ設定で預け入れを行えます。

自動サブスクリプションの設定内容にチェックを入れて「確認」をタップします。

シンプルアーンの設定完了です。

シンプルアーン(Simple Earn)への解除方法(早期解約)
シンプルアーン(Simple Earn)は、満期前でもいつでも償還(早期解約)できます。ただし、早期償還する場合は、すでに受け取った報酬は全て無効となり、受け取った報酬を差し引いた資産が、現物ウォレットに変換されます。
バイナンスアプリにログイン後、下部にあるメニュー「ウォレット」>「運用」>「償還の管理」をタップします。

償還画面が表示されたら「定期」を選択し、償還したい暗号資産をチェックして「次へ」をタップします。
手順に沿って償還すれば完了です。

バイナンス以外のレンディングサービス

バイナンス以外にもレンディングサービスを提供している取引所はあります。
ですが、サイト上で表示されているレンディングできる暗号資産と、実際にレンディングできる仮想通貨は異なるため、ログインしてみないと分かりません。

意外とレンディングできる暗号資産は少ないです。
以下、レンディングが可能な主要な取引所です。
【余談】レンディングサービスとステーキングの違い
バイナンスのシンプルアーンは、暗号資産の貸し出しなので「レンディングサービス」です。
レンディングサービスと似ているサービスに「ステーキング」があります。
どちらも、報酬を得ることができるサービスですが、目的が異なるため違いを紹介しておきます。
- 運用の仕組み
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- レンディング
資産を貸し出すことで利息を得ること。貸し手は資産を他者に貸し出し、その資産がどのように使用されるかには関与しません。 - ステーキング
資産をネットワーク(暗号資産の運営元)に預け、ブロック生成や取引承認に参加することで報酬を得ること。ユーザーはネットワークの運営に直接関与します。株主みたいなイメージです。
- レンディング
- 流動性
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- レンディング
基本的に、貸し出し期間が設定されており、期間中は資産を引き出すことができません。 - ステーキング
基本的に、資産がロックされることが多いです。ただし、流動性を確保するための「リキッドステーキング(代替資産を受け取れる)」などのオプションも存在します。
- レンディング
- 報酬の支払い
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- レンディング
貸出期間が終了すると、元本と利息が返却されます。借り手の需要や市場の状況に応じて、利率が変わります。 - ステーキング
ロック期間(暗号資産の運用元に預ける期間)に預けた資産の量や期間に応じて報酬が支払われます。報酬の計算方法や頻度はネットワークによって異なります。
- レンディング
| 取引所 | レンディング | ステーキング |
|---|---|---|
| コインチェック | 〇利用可 | △現在停止中 |
| ビットフライヤー | 〇利用可 | △現在停止中 |
| GMOコイン | 〇利用可 | 〇利用可 |
| ビットポイント | 〇利用可 | 〇利用可 |
| ビットバンク | 〇利用可 | ×未対応 |
| SBI VCトレード | 〇利用可 | 〇利用可 |
国内レンディング専門サービス
この他、国内でレンディング専門のサービスもあります。
主に2つのレンディングサービスがあり、「PBRレンディング」の場合、利率は高いのですが、送金手数料が高いため預け入れ金額によっては元が取れません。
一方、「BitLending(ビットレンディング)」の場合、利率は少し低めですが、送金手数料(ビットレンディングから出金する時の手数料)が年に4回まで無料となるため、預け入れ総額が少なくても利益を得やすいです。
ただし、最低貸出数量があり、ビットコインの場合は0.01BTC必要です。
また、BitLending(ビットレンディング)では通貨交換ができないため、ビットコインを直接送付する必要がありますが、送金手数料は高いため、送金手数料無料の「GMOコイン」や「ビットポイント」からの送金がオススメです。
なお、「ビットコイン」のレンディングならNEXOよりも利率が高いのでおすすめです。
\ビットコインのレンディング8%/
なお、どちらも元本を保証するものではないので、利用する時は余剰資金で行いましょう。
| 取引所 | レンディングできる通貨と利率 |
|---|---|
| BitLending | BTC:8% ETH:8% XRP:7% SOL:7% USDT:10% USDC:10% DAI:10% |
| PBRレンディング | BTC:10%(最大12%) ETH:10%(最大12%) XRP:10%(最大12%) ADA:10%(最大12%) USDT:10%(最大12%) USDC:10%(最大12%) |
海外大手レンディングサービス「NEXO(ネクソ)」
この他、海外にもレンディングサービスがあり、その中でも大手と言われるのが「NEXO(ネクソ)」です。
僕もUSDCメインで運用しています。


NEXOのメリットは「ステーブルコイン」をレンディングできることです。
ステーブルコインの価格は、USドルに紐づいた通貨なので、ビットコインのような価格変動リスクがほとんどありません。市場が下落基調でも下落幅は限定的です。
例えば、下記画像は下落基調の時のもので、ステーブルコインの価格変動を示しています。3ドルほど下げていますが、ビットコインに比べたらはるかに安定しています。


なお、国内レンディングサービスでもステーブルコインを取り扱っていますが、国内ではUSDC等の取り扱いがないため、どこかで交換が必要です。XRPで送金して、USDCに交換後、レンディングサービスに送金する必要があります。
NEXOは、通貨交換もNEXO内でできるため、XRPで送金してそれをUSDCに交換できます。
送金が面倒な人はカードを使った方法があります。ですが、閉じられるといやなので知りたい方はお問合せしてください。LINE誘導などはないので気軽にどうぞ。
NEXOは新規登録キャンペーンがないので友達紹介キャンペーンを利用しましょう!


\友達紹介特典がもらえる!/
よくある質問と回答
まとめ


バイナンスの「シンプルアーン(Simple Earn)」は、暗号資産を貸し出して、利息を得ることができる便利なサービスです。
自動更新機能や毎日の報酬配布などのメリットがある一方で、価格変動や資金ロックのデメリットもあります。
そのため、利用する際はポートフォリオを分散し、短期プランを活用するなどのリスク管理が重要です。
興味を持たれた方は、まずは短期&少額から始めるのがおすすめです。








