
USDCを購入したいけれど、どの取引所で買えるのか分からない…
2026年7月15日時点で、日本円から直接USDCを買える国内取引所は「SBI VCトレード」だけです。
この記事では、日本国内でUSDCを買うルート、実際の購入手順、USDT・JPYCとの違い、そして2026年3月に始まったUSDCレンディングまで解説します。
- 国内で日本円から直接USDCを買えるのはSBI VCトレードのみ
- USDCを日本円で買う方法と注意点
- USDCとUSDTの違い
USDCが購入できる国内取引所【2026年7月最新】


2026年7月時点、日本国内で日本円から直接USDCを購入できる取引所は「SBI VCトレード」だけです。
2025年3月4日に国内初の「電子決済手段等取引業者」(登録番号00001)として金融庁登録を完了し、同年3月25日に一般向けUSDC取扱いを開始しました。
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SBI VCトレード新規登録する手順
SBI VCトレードに登録する手順は次のとおり。
- 上記のリンクからメールアドレスを使って登録
- 登録したメールアドレスに届く登録URLを開く
- パスワードを設定
- 申込方法で「Webでお申し込み」を選択
- 紹介コードを入力
- 電話番号認証(SMS認証を選択)
- 基本情報を入力
- 本人確認書類を提出(運転免許証/マイナンバーカードから選択)
- 運転免許証を指示に従って撮影
- 自分の顔を指示に従って撮影
- これで口座開設申し込み完了
- 審査が完了すると登録メールアドレス宛にお知らせが届きます。
日本の金融規制は世界的に見ても厳しく、ステーブルコインは2023年6月1日施行の改正資金決済法で「電子決済手段」として位置づけられました。
そのため、外国発行のステーブルコインを国内で流通させるには「電子決済手段等取引業」の登録が必要です。
Circle社は2025年3月に、Binance Japan・bitbank・bitFlyerが近い将来USDCを上場・配布する計画であることを公表しました。
ただし2026年7月現在、これら3社の公式取扱リストにUSDCは追加されていません
| 国内取引所 | USDC取り扱い状況 |
|---|---|
| SBI VCトレード | 〇取り扱いあり |
| コインチェック | ×取り扱いなし |
| ビットフライヤー | ×取り扱いなし |
| GMOコイン | ×取り扱いなし |
| バイナンス ジャパン | ×取り扱いなし |
※ 2026年7月15日時点。各取引所の公式取扱通貨リストで最新状況を確認してください。
USDCの購入方法と手順


USDCの購入は、SBI VCトレードの「販売所」で日本円から直接可能です。
販売所は注文手数料が無料ですが、買値と売値の間にスプレッド(価格差)があり、これが実質的な取引コストになります。
取引所形式(板取引)の提供は、2026年7月時点では未実装です。
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SBI VCトレードでのUSDC購入方法
以下は、実際にSBI VCトレードのアプリでUSDCを購入した際の画面です。慣れれば1分程度で完了します。
SBI VCトレードにログイン後、表示されている暗号資産一覧から「USDC」をタップします。


USDCの「買う」ボタンをタップします。


購入する数量を選択するため、USDCの数量をタップします。


購入したいUSDCの数量を入力して「決定」ボタンをタップします。


確認画面が表示されたら「確定する」をタップします。
これで購入が完了です。


ステーブルコインとは?安定性を持つ仮想通貨の仕組み


ステーブルコインは、価格の変動を最小限に抑えることを目的に設計された仮想通貨です。
ステーブルコイン市場全体は前年比約59%成長し、時価総額は2026年時点で1,680億ドルを超えました(出典: BeInCrypto)。
USDCはその中で第2位の規模を持つ「デジタルドル」です。
仮想通貨は価格変動が大きく、決済や資産保管には向きませんが、ステーブルコインは特定の価値と連動することで、通貨に近い役割を果たします。
送金、支払い、取引所内での資産の一時退避先、そしてDeFiなどでの運用資産として広く利用されています。
ステーブルコインの3つの種類
ステーブルコインは、価値の裏付け方法によって主に3種類に分かれます。
| ステーブルコインの種類 | 詳細 |
|---|---|
| 法定通貨担保型 | USDCやUSDTなど、米ドルなどの通貨に1対1で連動する形式。 銀行口座などで準備資産を保管。 |
| 暗号資産担保型 | USDS(旧DAI)に代表される形式。 ETHなどの暗号資産を担保として発行。 |
| 無担保型(アルゴリズム型) | トークン供給量を自動調整して価値を安定させる形式。USTなどが代表例(2022年5月に崩壊した事例あり)。 |
| 合成型(デルタニュートラル型) | USDeが代表例。現物ロング+パーペチュアル先物ショートを組んでポジション全体のドル建て価値を1ドルに固定する。 |
USDCはこの中でも最も信頼性の高い「法定通貨担保型」に該当し、Circle社が発行するUSDCと同額の米ドル建て資産(現金・短期米国債等)を準備金として保有しています。
USDCと円建てステーブルコイン(JPYC)の違い
2025年10月27日、円建てステーブルコイン「JPYC」の発行が国内で開始されました。
日本円で価値が固定されるステーブルコインです。
USDCとJPYCの違いを一言でまとめると、次のとおりです。
| 項目 | USDC | JPYC |
|---|---|---|
| 連動通貨 | 米ドル | 日本円 |
| 発行元 | Circle(米国) | JPYC株式会社(日本) |
| 用途 | ドル建て資産保有・国際送金・DeFi | 円建て決済・国内利用 |
| 為替リスク | あり(円で持つ場合、円高ドル安で目減り) | なし(円で保有する場合) |
「ドル建てで資産を持ちたい」ならUSDC、「円のまま暗号資産インフラを使いたい」ならJPYCです。
「ドルペッグ」の意味とメカニズム


ドルペッグとは、仮想通貨の価格を1米ドルに固定する仕組みのことです。
USDCは2026年2月時点で流通残高約730億ドルに対し、準備資産約733億ドルを保有し、100%以上の裏付けを維持しています。
これにより、「1USDC=1ドル」という価格が保証され、市場での信頼性が高まります。
出典: Circle Transparency / SBI VCトレード(2026年2月時点)
USDCはドルペッグを維持するため、Circle社が発行済みUSDCに対して同額以上の米ドル建て資産を準備金として保有しています。
この準備金の内訳は毎週公開され、独立監査法人のデロイト社が毎月監査報告を発行しています。
実際にどうやって価格が固定されているのか?
USDCは「1USDC = 1米ドル」の価値を維持することを目的としていますが、常に1ドルで取引されているわけではありません。
1ドルはあくまで「目標値」で、実際の市場価格は需要と供給のバランスによってわずかに変動します。
価格が変動する主な理由
- 需要と供給のズレ
- 取引所でのUSDC価格は、買いたい人(需要)と売りたい人(供給)のバランスで決まります。
- 一時的に需要が高まると1.01ドル程度に上昇することがあり、逆に売却が集中すると0.99ドルに下がることもあります。
- 市場の流動性
- USDCの売買が活発でない取引所では、スプレッド(買値と売値の差)が広がり、実質的な取引価格が1ドルから乖離します。
- 外部要因による信用不安
- 発行体Circle社の経営や準備資産に疑念が浮上した場合、投資家の売却で価格が下落することがあります。
- 2023年3月には、米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻を受けて、USDCが一時0.87ドル前後まで下落しました。当時、SVBにはUSDCの準備資産の一部が預けられていたためです。
安定化の仕組み
USDCの価格が1ドルから大きく乖離すると、アービトラージ(裁定取引)を行う投資家がその差を埋めます。
たとえば、USDCが0.98ドルで取引されている場合、安く買ってCircleに送って1ドルで償還すれば利益が出るため、自然と価格は1ドルに戻る傾向があります。
USDCは法定通貨の裏付けがありますが、市場の影響を受けて「わずかな価格変動」が常に起きています。
完全な固定価格ではなく「高い価格安定性を保つ暗号資産」です。
USDCとUSDTの違いとは?


ドル連動ステーブルコインは、USDC以外にUSDTがあります。
ステーブルコイン市場でのシェアはUSDTが約70%、USDCが約26%とUSDTが圧倒的ですが、USDCは規制準拠と情報開示の透明性で差別化しています。
USDCとUSDTを表で比較すると、次のようになります。
| 項目 | USDC | USDT |
|---|---|---|
| 発行体 | Circle(米)/Coinbaseと共同 | Tether Limited |
| 時価総額(2026年) | 約730億ドル | 約1,870億ドル |
| 市場シェア | 約26% | 約70% |
| 監査頻度 | 毎月(デロイト社)+毎週準備金公開 | 四半期ごとの証明書公表 |
| 国内で日本円から直接購入 | SBI VCトレードで可 | 不可(国内取扱なし) |
発行体の違い
USDCは、米国のCircle社とCoinbaseが設立したコンソーシアム「Centre」が発行しており、金融当局との連携や監査体制が整っています。
一方、USDT(Tether)は、Tether Limited社によって発行されており、長年の実績を持ちながらも過去に裏付け資産の不透明さで批判を受けたことがあります。
発行体のコンプライアンス面を重視するなら、透明性に優れたUSDCが選ばれる傾向があります。
信頼性・担保資産の比較
USDCは、発行されたすべてのトークンに対して米ドルなどの現金同等物を100%準備し、第三者による監査報告を公開しています。
一方、USDTも近年は準備資産の詳細を公表していますが、資産の内訳にコマーシャルペーパーや債券が含まれるため、USDCと比較してリスク性がやや高いと市場では評価されています。
利用シーンと市場での使われ方
USDCは、DeFi(分散型金融)や法規制に敏感な取引環境での利用が多く、透明性を求めるユーザーに好まれています。
一方、USDTは取引量が非常に多く、主要な取引所で幅広く使われているため、流動性や即時取引の場面では有利なことがあります。
両者ともに用途によって使い分けられており、「信頼性重視」ならUSDC、「利便性・流動性重視」ならUSDTという選択肢が一般的です。
ただしUSDTは2026年7月時点でも国内取扱がなく、購入には海外取引所やDEXへの送金が必要です。
米ドルペッグのステーブルコインを国内で日本円から買うなら、実質的にUSDC一択です。
USDCで運用する – SBI VCトレードのUSDCレンディング(2026年3月開始)
SBI VCトレードは2026年3月18日、国内初のUSDCレンディングサービスを開始しました(出典: SBI VCトレード公式)。
USDCを預け入れることで、米ドル外貨預金(年率0.01%〜4%程度)を上回る安定した利回りが期待できます。
従来、USDCの利回り運用は海外取引所(Binance、Krakenなど)やBitLendingのようなレンディングサービスに送金する必要がありました。
SBI VCトレードのUSDCレンディングは、日本円でUSDCを購入したまま国内で運用できるため、送金の手間・送金手数料・カウンターパーティリスクを減らせます。
| 項目 | SBI VCトレード USDCレンディング | 米ドル外貨預金 |
|---|---|---|
| 取扱通貨 | USDC(米ドル連動) | 米ドル |
| 利回り水準 | 市況により変動(外貨預金より高水準) | 年率 約0.01%〜4% |
| 提供元 | SBI VCトレード | 各種銀行 |
| ペイオフ対象 | ×(暗号資産・電子決済手段) | ×(外貨預金) |
ただしリスクもあります。
- USDCレンディングは外貨預金ではなく、SBI VCトレードが破綻した場合、預け入れたUSDCが返還されないリスクがあります。
- 加えて、日本円換算した際にはドル円為替の変動リスクを受けます。
「銀行預金より高い利回り」の裏には、こうしたリスクがあることは押さえておきましょう。
よくある質問
まとめ


この記事では、USDCが買える国内取引所、購入手順、ステーブルコインとしての仕組み、USDT・JPYCとの違い、そしてUSDCレンディングまで解説しました。
2026年7月15日時点、日本円で直接USDCを買える国内取引所はSBI VCトレード1社のみです。
2026年3月にはSBI VCトレードで国内初のUSDCレンディングも始まっており、USDCを保有・運用する環境が整いつつあります。
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